ジム経営

ジム経営が儲かると言われる4つの理由とは?ジム経営を成功させる8つのポイントについて徹底解説

投稿日:2023.6.2 更新日:2023.8.7

ジム経営について以下のような悩みを抱えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

「ジム経営は実際儲かるの?」
「ジム経営にかかる費用について知りたい」

ジム経営は他業種に比べ、収益性が高いと言われています。
初期費用は工夫をすれば300万円ほどに抑えられ、
リスクを最小限にしたうえで開業できるでしょう。

本記事では、ジム経営が儲かると言われる理由や
儲かるためのポイントについて解説します。

KONGOUでは、マシンの販売からジムの開業サポートを行っております。
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会員システムの導入まで丸っとご依頼可能です。

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ジム経営が儲かると言われる4つの理由

ジム経営が儲かると言われるのは、主に以下の4つの理由からです。

  • 粗利率を高くコントロールしやすい
  • 市場規模の拡大と成長性に可能性がある
  • ジムに通う理由が多様化しつつある
  • ターゲットが幅広くなっている

それぞれの理由を通して、ジム経営がどのようなものかを理解しましょう。

粗利益率が高い傾向にある

1つ目は、ジム経営の粗利益率が高い傾向にあることです。
粗利益とは売り上げから原価を引いた数値、
粗利益率とは売り上げに対する粗利益の割合のことです。

原価が低ければ低いほど売り上げがそのまま利益につながるため、
粗利益率が高い方が儲かりやすくなります。

ジム経営は一度マシンを導入すれば、継続的に商品を仕入れる必要がなく、
ランニングコストである賃料、水道光熱費、人件費、広告費を支払い続ければ
運営できるため粗利益率が高くなるのです。

市場規模の拡大と成長性に可能性がある

2つ目は、市場規模の拡大と成長の可能性があることです。
年々健康志向は高まりを見せており、それに伴って
フィットネス業界の需要も増しています。

公益財団法人 日本生産性本部|レジャー白書 2022」によると
4,600億円とも言われる市場規模は、2021年でも拡大傾向にあるとされています。

もちろん、すでに街には様々なジムが開業しているため、
差別化せずにジムを開業するだけで儲かるほど優しい話ではありません。

しかし、「運動の習慣化は良いことである」という認識が広まっているため、
今後も習慣的に運動をしたいと考える人が増え続けるでしょう。

運動志向の人が増えればパーソナルジムの需要も高まることが想定されるため、
他店舗と差別化できれば、今から参入しても儲かる可能性は高いといえます。

ジムに通う理由が多様化しつつある

3つ目は、ジムに通う理由が多様化しつつあることです。
経済産業省のデータによると、ダイエットやスタイル改善・維持のみならず、
健康志向の高まりの影響を受け、生活習慣病の予防や筋力維持なども
ジムに通う理由になっています。

そのため、減量や美しいボディを手に入れたい人のみならず、
身体機能の維持や向上を目的とした人もジムに通うようになっているのです。

女性専用・24時間営業など独自の特徴を持ったジムも増えており、
ニーズに特化したジムを開業することで成功しているジムもあります。

ターゲットが幅広くなっている

4つ目は、ターゲットの年齢幅が広くなっていることです。
先ほど、パーソナルジムの会員数が増加傾向にあると説明しましたが、
増加した分の大部分を占めているのが中高年の会員です。
他にも、児童向けのサービスに対するニーズも増加傾向にあります。

そのため、今まで対象としていた働く世代のみならず、
中高年や児童などターゲット層が広くなっているのです。

これにより、様々なターゲットを対象としてジムを経営できるため、
以前よりも差別化しやすく集客もしやすくなったといえるでしょう。

ジム経営で儲かるための8つのポイント

ジム経営は儲かりやすいと言われていますが、だれでも必ず儲かるわけではありません。
儲かるためのポイントを理解したうえでジム経営をすることが求められます。

ポイントは主に以下の8つが挙げられます。

  • トレーナーとしての資格や実績を持つ
  • 立地が良い利便性の高い場所でジム経営を行う
  • コンセプトを明確にしたジム経営を行う
  • フランチャイズに加盟する
  • ターゲットを絞って初期費用を抑える
  • ターゲットに合わせた価格設定を行う
  • 集客スキルを身につける
  • トレーニングマシンを充実化させる

それぞれのポイントについて1つずつ解説します。

トレーナーとしての資格や実績を持つ

1つ目は、トレーナーとしての資格や実績を持つことです。
トレーナーの資格には主に以下のようなものがあります。

ジム経営にトレーナーの資格は必須ではありませんが、
資格があることでトレーナーとして信頼されやすくなるでしょう。

くわえて、既存のパーソナルジムでトレーナーとしての実績を積んでおくことも有効です。
資格や実績があるとトレーナーとしての価値が高まるため、ジムの魅力度も高まります。
そのため、資格や実績がないジムよりも集客しやすくなるでしょう。

立地が良い利便性の高い場所でジム経営を行う

2つ目は、立地が良い利便性の高い場所でジム経営を行うことです。
当然のことですが、立地が良ければ良いほど通いやすくなるため集客しやすくなります。

そのため、ターゲットとする顧客にとって利便性の高い場所に開業することは
ジム経営が儲かる条件を満たす大きな基準となるでしょう。

例えば、サラリーマンを想定顧客とする場合は、オフィス街のビルの一室や駅ナカ
をはじめ、駅周辺の通いやすい場所での開業がおすすめと言えるでしょう。
ジムに通う時間や手間がかかるとして入会を諦めていた人にも訴求しやすくなるため、
見込み客数の増加につながります。

コンセプトを明確にしたジム経営を行う

3つ目は、コンセプトを明確にしたジム経営を行うことです。
コンセプトが明確でない場合、
顧客から見て自分に合った特徴のジムなのかがわかりません。

同じエリアに大手のジムがあれば、設備の種類や数で劣ってしまうため、
わざわざ新規開業したジムを選ぶ人は少ないでしょう。

どのような見込み客を集めたいかを想定し、独自のコンセプトを明確にすることで、
漠然と会員募集するよりも訴求力が上がり集客しやすくなります。

大手ジムにはない魅力、アピールポイントが何かを考えたうえで
ジム経営を行うことがおすすめです。

フランチャイズに加盟する

4つ目は、フランチャイズに加盟することです。
フランチャイズに加盟すると、本部からジム経営に関する幅広いサポートを受けられます。

ジムの開業場所についての立地調査やトレーニングマシンの種類、
集客方法などのサポートを受けられるため、独立開業よりも開業準備が楽に進められます。

また、人材育成のノウハウも共有されるため、
開業した後の事業拡大に向けた準備に対する負担も軽く安定した経営が可能です。

一方、フランチャイズでは加盟料を支払う必要があるため、
金銭的な負担が重くなってしまう点や本部の方針に従う必要がある場合に注意してください。

ターゲットを絞って初期費用を抑える

5つ目は、ターゲットを絞ることによって初期費用を抑えることです。

初期費用を抑えるには、ターゲットを絞って最初に用意するトレーニングマシンの数を減らしたり、トレーニングマシンなしで開業したりすることが挙げられます。

トレーニング初心者をターゲットに自重トレーニングをメインにすれば、
トレーニングマシンを少なく開業できるため、初期費用や在庫リスクを減らせるでしょう。

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ターゲットに合わせた価格設定を行う

6つ目は、ターゲットに合わせた価格設定を行うことです。
収支のバランスだけを考えて価格設定をしても、
ターゲットに合った価格でなければジムへの入会者は増えません。

例えば、ジムを開業する場所が住宅街で高齢者が多いエリアの場合、
入会金を安くしたり平日昼間通い放題のプランを手頃な価格に設定したりする
ことなどがおすすめです。

一方、24時間営業のジムにすれば、
日中は仕事で忙しくしている方が利用する可能性が高いため、
価格設定が高めでも利用する顧客は確保しやすくなります。
このように、ターゲットに合わせた価格設定を行うと、
継続率も上がり経営が安定しやすくなるでしょう。

集客スキルを身につける

7つ目は、集客スキルを身につけることです。
ここでいう集客スキルとは、主にSNS集客やWEB集客のことを指します。

SNS集客とは、FacebookやInstagram、Twitterなどを利用した集客方法です。
若年層を中心に普段から多くの方が日常的に利用しているSNSの活用で、
トレーニングジムについて身近に感じてもらう機会を増やすことが期待できます。

またWEB集客とは、公式サイトやWEB広告を通じた集客方法です。
SEO対策やリスティング広告など、様々な手法を取り入れることで
ネットから少ない工数で集客できるようになります。

トレーニングマシンを充実させる

8つ目は、トレーニングマシンを充実させることです。
多様なトレーニングマシンを設置することで、
幅広いトレーニングメニューができるようになるため、
利用者の満足度が向上しやすくなります。

くわえて、シャワーや更衣室の混雑緩和など、
トレーニングマシンのみならず利用者が快適に利用できる環境の整備も大切です。

快適に利用できると、会員の退会率が減り会員が定着しやすくなるだけでなく
口コミで良い評判が広まりやすくなります。

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ジム経営で儲かるために気になるよくある質問

ここまで、ジム経営が儲かるかについて解説してきたため、
ジム経営については一通り理解できたのではないでしょうか。

一方、ジム経営について詳細が理解できていない部分や気になる点がある方も
いると思われるため、ここではよくある質問をご紹介します。

24時間無人ジムの経営って儲かる?

24時間無人ジムの経営は、
一般的なトレーニングジムに比べると収益が見込みやすいと言われています。

一般的なトレーニングジムでは、
トレーナーを雇う必要があり人件費がかかってしまいますが、
無人ジムであれば比較的人件費を抑えられます。

くわえて、24時間営業にすることで、
営業時間の都合でジムに通えない方もターゲットに含められます。
より広範囲の人をターゲットにできるため、集客しやすくなるメリットもあるのです。

しかし、立地条件が悪かったり防犯対策の徹底に費用がかかったりすることもあるため、
必ずしもすべての人におすすめできる形態ではありません。

上記のような課題をクリアできる経営が可能な方は24時間無人ジムでも
採算が合う可能性があります。

田舎でのジム経営って失敗しない?

田舎のジム経営でも成功しているジムは多くあります。
田舎のジム経営で懸念されるのは、人口密度が低く集客に苦労する点です。

しかし、田舎は都市部に比べて家賃や広告費が安く済むため、
都市部でジム経営をするよりも資金不足に陥りづらいメリットがあります。
経費が安く抑えられれば、集めなければならない会員数も少なくて済みます。

そのため、ターゲットを絞った集客をすれば、
黒字化経営も不可能ではないと言えるでしょう。

KONGOUでは、ジム開業前にエリア調査を行い、ユーザー分析を行ったうえでジム開業に関するご提案を行っております。
エリア調査について詳細をお聞きしたい方はこちらをご確認ください。

スポーツクラブが経営危機って本当?

帝国データバンクのデータによると、
2022年に倒産したフィットネスクラブの数は前年の3倍にあたる27件に及んでいます。

背景には物価高による節約傾向があり、
生活に必須とはいえないフィットネスクラブへの会員費削減のために
退会する人が増えているのです。

くわえて、フィットネスクラブ自体も電気代の高騰などが経営を圧迫し、
経営危機に陥るフィットネスクラブが少なくありません。

物価高や電気代高騰の流れは2023年以降も継続する見方が優勢であるため、
今後もフィットネスクラブに限らず様々な業種の経営が厳しくなることが予想されます。

そのため、今からフィットネスクラブを開業する方はコストを最小限にし、
倒産リスクを低くしたうえで小規模に開業することをおすすめします。

まとめ

ジム経営は収益性が高く、他業種に比べて儲かりやすいと言われています。

しかし、物価高や電気代高騰の影響を受け、
倒産に陥るフィットネスクラブが増えていることも事実です。

そのため、ジム経営にかかる費用を抑えて、リスクを最小限にすることが大切です。

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編集者情報

山岸 浩太

-/KONGOU

元ライザップのパーソナルトレーナー。 パーソナルトレーニングジム「POLICY」を全国20店舗展開し、2020年オリジナルトレーニングマシンブランド「KONGOU」設立。 また2021年直営ジム兼ショールーム【AUN'S GYM】オープン。現在全国5店舗展開(東京銀座、名古屋金山、千葉南行徳、大阪梅田、福岡天神)している。